2023年05月06日

ノンフィクション。有り難う

「やっぱり他人なんか、信用できない」
美野里はそぅ思った。





信じられる
そう思う人は
早くに他界

子供の頃から
親戚からの妬みや、お金のトラブルを目にしてきて


同級生だったイトコから、手のひらを返したようにいじめられ

職場の女社会で揉まれたこともあり

弱かった意気地無しの私でも、強くならざるを得なかった。


そしたら
『君は独りでも大丈夫』
誰が決めた?

そうして
一人で生きると決めた


少し弱っていた頃
あの人の声を聞いて
懐かしさを覚えた




遠距離、忙しすぎて
会えなくて。


神様が
会うなてゆうたみたいに
いつもすれ違う

うまく伝わらなくて
もどかしくて
寂しくて
喧嘩ばかり

売り言葉に買い言葉

それでも私はもぅ二度と口にしなかった言葉
それをあなたは言った。

ふたりの気持ちが通じ会った、11年後の記念日に。




あなたから
『大嫌い』


言葉のナイフが、
胸に突き刺さった。



「てか私、いつから弱くなった? 」


そう、呟いていた。
元々、一人が好きだったはずなのに。


コチカチカチ

時計の音がやけに響く

やっぱり
頼るなてゆうことなのよ



新緑の頃
マスクして写った
数少ないうちの、
最後の写真

少し年取って
目尻が下がる笑顔が好きだった。



だけどもぅ
好きにならない。

強くなる。




ばいばい。





Posted by ayaori at 08:51│Comments(0)
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